無機元素分析イオンクロマトグラフ
環境
製品開発・品質
OUTLINE
サービス概要
イオンクロマトグラフによるイオンの分析について
イオンクロマトグラフ(IC)は、液体中の各種イオンを分析することができます。
固体試料については、溶媒や水で抽出を行ったり、試料の燃焼ガスをトラップした吸収液を測定することで対応が可能です。
豊富なノウハウを用い、お客様のご要望に合わせて、最適な分析方法をご提案いたします。
FEATURES
特徴
イオンクロマトグラフ(IC)について
燃焼後‐イオンクロマトグラフ法
試料を燃焼させ、燃焼ガスをトラップした吸収液をイオンクロマトグラフに導入することで、固体中の塩素や硫黄分を分析できます。
試料を燃焼させる方法として、密閉式燃焼法(ボンブ法)と燃焼管式空気法(自動燃焼装置)があります。
密閉式燃焼法は、一度に比較的多めの試料を燃焼させることができるため、不均一な試料に適しています。ただし、完全に密閉された金属製のボンベ内で燃焼を行うため、確実に燃焼したか確証が得られない試料(難燃性の樹脂など)には不向きです。
十分に粉砕され、均一な固体試料の場合は、燃焼乾式空気法を用います。液体試料や、分析に使用できる試料量が少ない場合もこちらを用います。
燃焼管式空気法で燃焼させる場合、試料はボートに乗せて自動燃焼装置に導入します。
密閉式燃焼法では、試料を雁皮紙で包み、ニッケル線をくくりつけてボンベ内にセットします。ニッケル線を電極に繋ぎ、吸収液を入れて密閉状態にしたボンベに酸素を充填して電圧かけ、その熱で雁皮紙ごと試料を燃やすことで、燃焼ガスを吸収液にトラップします。
分析事例
弊社にて分析を行った物質の一例
種類 | 物質名 |
水 | 河川水、海水、汽水、水道水、イオン交換水、地下水、処理水、放流水、冷却水、工場排水、原水、ダム水、温泉、雨水、純水、超純水 |
土壌 | 汚泥、粘土、砂、スラグ、再生処理土、改良土、建設発生土 |
肥料 | 窒素質肥料、リン酸質肥料、有機質肥料、石灰質肥料、ケイ酸質肥料、汚泥肥料 |
その他 | 木材、化学繊維、紙、パルプ、可燃ごみ、プラスチックごみ |
アプリケーション
・水道法に基づいた分析
・環境基準に基づいた分析
・排水基準に基づいた分析
・スラグ系、ごみ質、工業材料系の分析ほか
表.測定イオンの一例
陰イオン | F–、Cl–、NO3–、NO2–、SO42-、PO43-、ClO3–、Br– |
有機酸 | HCOO–、CH3COO– |