理事長挨拶
理事長平井 修司
社会環境の変化や多様な技術的課題に対応し、
広く社会に貢献するという使命
社会環境の変化や多様な技術的課題に対応し、広く社会に貢献するという使命
一般財団法人東海技術センターは、産業公害に対する厳しい世論を背景に、東海地域の行政及び産業界が中心となって、1971年10月に我が国最初の公害防止等のための測定分析機関として発足しました。
1970年代に顕在化した公害問題は、80年代になると地域の問題からグローバルな環境問題に拡大し、90年代になるとダイオキシンを始めとした極微量物質の影響がクローズアップされ、TTCは公害分析専門機関から総合的な環境調査分析機関に変遷していきました。
2000年代になると工業製品や部材に含有する有害物質の成分分析や品質評価試験にも技術の幅を広げ、製造工程等におけるお客様の課題を解決するための測定データを提供してまいりました。同時に土木・建築構造物の維持管理(インフラメンテナンス)のための劣化診断・健全度評価や建設材料試験・土質試験にも対応しています。
TTCは設立以来、このような課題に対応すべく、最新機器の導入や高度な専門性を持つ技術者の育成に努め、その時々のお客様ニーズに応えてまいりました。
そして、皆様の温かいご支援とご愛顧を賜り、2021年度には、設立50周年を迎えることができました。
今後も当センターは、長年培った調査・測定・分析技術の更なる向上に努めて参ります。経営理念としての『精度管理はTTCの命』を信念に、お客様へ信頼性の高いデータを提供することで、環境の保全と産業の発展に寄与し、広く社会に貢献していくことが、私達の使命と考えております。
すべては、『これから』のために。