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アスベスト調査・分析

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アスベスト調査分析

OUTLINE

サービス概要

アスベスト調査・分析について

東海技術センターでは、不動産取引、日常使用における維持管理、解体・改修工事に伴う飛散防止対策や廃棄物の適正処理にかかわるアスベスト(石綿)調査・分析のお問い合わせに幅広く対応しています。

◇建築物のアスベスト調査・分析◇
 建築物(一般住宅を含む)に使用されている材料に、アスベストが含有しているか調査します。

 ①書面(図面)による調査
 ②現地調査および試料採取
 ③採取試料の分析(定性分析/定量分析)
 ④結果の報告

◇大気中のアスベスト濃度測定◇
 解体・改修工事中の作業場などのアスベストの飛散状況を調査します。

 ①現地での試料採取
 ②採取試料の分析
 ③結果の報告

 ※この結果が現在の飛散の目安と示されいてる「1本/L」を超過した場合に、電子顕微鏡でアスベストを特定し、
  アスベスト繊維数濃度を算出します。

FEATURES

特徴

01

法令改正トピックス

《石綿障害予防規則および大気汚染防止法の改正》

1)令和3年(2021年)4月1日施行

改正に伴い、アスベスト含有の有無の事前調査対象範囲が実質的に拡大されました。
通達本文に記載されているごく限られた場合を除き、小規模な作業であっても事前調査の対象となるケースが大幅に増えることが想定されます。

2)令和5年(2023年)10月1日施行

改正に伴い、事前調査分析調査は下記要件を満たすものが実施する必要があります。
■建築物の事前調査を実施することができる者
・特定建築物石綿含有建材調査者
・一般建築物石綿含有建材調査者 など

■分析調査を実施することができる者
・厚生労働大臣が定める分析調査者講習を受講し、修了考査に合格した者
・(公社)日本作業環境測定協会が実施する「石綿分析技術の評価事業」により認定されるAランク、Bランク認定分析技術者又は定性分析に係る合格者 など

02

『調査のみ』・『分析のみ』のご依頼も承ります!(建築物のアスベスト調査・分析)

◆分析料金

定性分析 ¥28,000(税抜)/検体(JIS A1481-1)

定量分析 ¥20,000(税抜)/検体(JIS A1481-5)

※JIS A1481-2,3,4も分析対応しております。お気軽にお問い合わせください。
※検体数に応じて、費用のご相談承ります。

◆調査料金

建物の規模など調査内容によって料金が変動しますので、まずはお気軽にお問い合わせください(御見積無料)。

◆納期(分析のみ)

通常5営業日(~5検体程度)

※検体数に応じて、納期のご相談承ります。

03

JIS A 1481-1~5に対応しています!(建築物のアスベスト分析)

建築物のアスベスト分析について、下記の分析方法に対応しています。

「JIS A 1481-1」 第1部:市販バルク材からの試料採取及び定性的判定方法

「JIS A 1481-2」 第2部:試料採取及びアスベスト含有の有無を判定するための定性分析方法

「JIS A 1481-3」 第3部:アスベスト含有率のX線回折定量分析方法

「JIS A 1481-4」 第4部:質量法及び顕微鏡法によるアスベストの定量分析方法

「JIS A 1481-5」 第5部:X線回折法によるアスベストの定量分析方法

04

経験豊富な専門スタッフが対応します!

東海技術センターには、調査や分析にかかわる下記資格を有したスタッフが多数在籍しています。

◇調査にかかわる資格

・特定建築物石綿含有建材調査者 2名

・一般建築物石綿含有建材調査者 4名

・アスベスト診断士 2名

・石綿作業主任者 12名

◇分析にかかわる資格

・石綿分析技術評価事業認定分析者

 評価区分1(JIS A 1481-1) 3名

 評価区分3(JIS A 1481-2、3) 3名(Aランク)

 評価区分4(JIS K 3850-1、作業環境測定ガイドブック 1) 2名(A・Bランク)

 評価区分5(JIS A 1481-1、5) 3名(Aランク)

・(一社)日本環境測定分析協会 アスベスト偏光顕微鏡実技研修

建材定性分析エキスパートコース 3名受講

建材定量分析コース 2名受講

・(一社)日本環境測定分析協会 アスベスト分析技能試験(試験所対象)に合格

05

精度の高い分析結果を提供します!

分析結果に誤りが生じると健康被害のリスクや不要な費用の増加など多くのデメリットが発生します。
東海技術センターでは正確な分析結果を提供するために以下の取り組みを行っています。

・技術講習会や認定試験等への積極的な参加

・有資格者による顕微鏡分析に加え、X線回折装置によるクロスチェックを実施(JIS A1481-1)

・顕微鏡分析では複数人体制によるクロスチェックを実施

06

その他アスベスト調査・分析について様々なご要望にお応えします!

橋梁塗膜、自動車内装材等の工業製品、水、珪藻土マットなどの分析実績がありますので、
お気軽にお問い合わせください。

設備

偏光顕微鏡

ニコン ECLIPSE LV100ND

偏光顕微鏡

位相差・分散顕微鏡

ニコン ECLIPSE 80i

位相差・分散顕微鏡

X線回折装置

リガク UltimaⅣ

X線回折装置

主な用途

  • 建築物(一般住宅を含む)の解体・改修工事を行うために、アスベスト含有建材の使用の有無が知りたい。
  • 解体・改修工事の作業場から周辺環境にアスベストが飛散・漏洩していないかを監視するために、敷地境界や工事施工区画境界等において、工事中や工事後等の屋外での大気中のアスベスト濃度測定を行いたい。

サービスの流れ

01

相談・お問い合わせ

まずはお気軽にメールフォーム、またはお電話にてお問い合わせください。

02

お打ち合わせ・ご提案・お見積り

03

事前調査

04

試料採取

05

試料分析

06

結果報告

よくある質問

Q.

分析に必要な試料量はどのくらいですか?

A.

◆目安は以下の通りです。

外壁、仕上げ塗材・・・大さじ1~2杯分

吹付材、保温材・・・ゴルフボール2個分

成形板・・・5cm × 5cm

【注意点】

①試料は建材種類ごとに違う袋に二重にして入れてください。

②目安の量に満たない場合でも分析可能な場合があります。お気軽にご相談ください。

③大きすぎる試料(A4以上)は必要量以外は返却させていただきます。

Q.

どのように依頼すれば良いですか?

A.

【お客様で試料採取し、分析のみ依頼の場合】
当センター様式の依頼書を記入し、セントラルラボ(本所)へ郵送またはお持ち込みください。

※依頼書はこちら

【試料採取から依頼の場合】
お問い合わせフォームからの連絡もしくはお電話いただければ、
営業担当より対応させていただきます。

Q.

依頼書の書き方がわからないがどうすれば良い?

A.

お気軽にお問い合わせください。
窓口までお持ち込みいただけるお客様は窓口担当が説明いたします。

Q.

分析方法の違いを教えてください。

A.

アスベスト分析は定性分析と定量分析に分かれます。

定性分析(JIS A1481-1, JIS A1481-2)・・・アスベストの有無を確認
定量分析(JIS A1481-3, JIS A1481-4, JIS A1481-5)・・・アスベストの含有率を確認

【JIS A1481-1】
実体顕微鏡と偏光顕微鏡を使用して分析します。
アスベストの有無、種類、含有層、推定含有率がわかります。
層別分析が可能であり、含有層が特定できるため除去方法の選定にも役立ちます。
※ISO22262-1に相当
※当センターではご指定が無い場合はJIS A1481-1で分析を実施させていただきます。

【JIS A1481-2】
位相差・分散顕微鏡とX線回折装置を使用して分析します。
アスベストの有無、種類がわかります。
検体を全層粉砕した試料で分析するため、含有層の特定はできません。
JIS A1481-1に比べて分析費用・日数をいただきます。

【JIS A1481-3】
X線回折装置を用いてアスベストの含有率を算出します。
定性分析でJIS A1481-2を実施した場合に適用される方法です。

【JIS A1481-4】
偏光顕微鏡を用いてアスベストの含有率を算出します。
定性分析でJIS A1481-1を実施した場合に適用される方法です。
JIS A1481-3, JIS A1481-5に比べて分析費用・日数をいただきます。
※ISO22262-2に相当

【JIS A1481-5】
X線回折装置を用いてアスベストの含有率を算出します。
定性分析でJIS A1481-1を実施した場合に適用される方法です。
※ISO22262-3に相当

Q.

どの方法で依頼するのが良いですか?

A.

定性分析のみの依頼であればJIS 1481-1、
定量分析まで依頼であればJIS A1481-1⇒JIS A1481-5で依頼していただくことで、
安価で迅速に精度良い結果を提供します。

Q.

混合試料を分析できますか?

A.

出来ません。
基本的に建材種ごとに分析を行います。