臭気測定という実生活に密接した重責業務。
分析のスペシャリストとしての活躍を目指します。

現在の業務について教えてください。

工場からの悪臭や下水処理施設などに設置する脱臭装置の検査、開発中の製品やクレーム品に関する臭気測定など、臭気に特化した測定、分析を行っています。測定のためには現地に出向きますが、下水処理施設などやはり臭いのある場所での作業になるので辛いこともあります。工場や下水処理施設は法律で事業活動に伴って発生する悪臭を規制されています。その基準が守られているかを調べるデータですから、正確さが求められます。

先輩に何度も確認してもらったり、数値の入力には細心の注意を払ったりと、神経を使うことの多い仕事だと思います。

東海技術センターに入社した理由

大学卒業後、食品メーカーで食品の成分分析を担当していました。これまでのキャリアを活かしつつ、まったく新しい分野にチャレンジしたいと思い、当社との出会いに至りました。分野こそ違えど使用する機器が同じとわかり、経験が活かせると思ったことと、面接での印象やその時に感じた社内の雰囲気がよかったことから、ここでなら落ち着いて長く働けそうと思い、入社を決めました。

仕事のやりがいや面白さについて教えてください。

まずは社会貢献度が大きい仕事であるということです。表には見えませんが、日々私たちが測定、分析を行うことが、安心、安全な日々の生活に役立っていると思います。また、当社の場合は若くても大きな仕事を任されます。たとえば、私の場合は入社して間もない頃に、高速液体クロマトグラフィー（HPLC）を前職で使用していたことがあったため、当社でもこれを使ったアルデヒドの分析の主担当を任されました。

社歴が浅くても、大きな仕事を任されることは、責任も大きいですが、その分やりがいも大きくなります。

社風や職場の人間関係についてはどう感じていますか？

現在、私の所属する臭気グループは相談しやすい環境なので、前向きにいろいろなことにチャレンジできます。

私の仕事は、お客様から直接感謝の言葉をお聞きするようなことはほとんどありません。それだけに、モチベーションを維持することが難しく、どんなメンバーと一緒に仕事をするかが大事になってきます。そういう意味でも、お互いを尊重し合いながら、チームで仕事を進めていける今の職場は、私にとってはとても働きやすい環境だと感じています。

今後の目標とこのサイトを見ている未来の後輩に一言。

新しく導入された機器の使い方をマスターすることや、資格取得など、目指していることはいろいろありますが、まずは今の仕事をきっちりやり続けることを大事にしていきたいと思っています。

もともと分析業務が好きなので、分析のスペシャリストとして経験値を上げ、将来的にはさまざまな分析にチャレンジしてみたいと思っています。

当社は、風通しがいいので、やりたいことは手を挙げれば考慮してもらえますし、GOサインさえ出れば、スムーズに進めることができます。ストレスを感じることなく、新しいことに着手できることは、分析担当者にとってはこれ以上に恵まれた環境はないのではと思いますね。