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経験値が上がるほど、検査状況の良し悪しが感覚的にわかってくる。
やればやるほどおもしろさを感じる仕事です。
コンクリート中に含まれる骨材の物性試験を主に担当しています。一言で骨材といっても、山や川から採れる天然のものや清掃工場や溶鉱炉から出るスラグなど様々な種類があります。具体的な試験業務としては、検査対象となる骨材をふるいにかけて粒度分布を見たり、骨材の密度や安定性などを測定しています。骨材試験は人が手を動かして行うものがほとんどで、試験の精度は試験者の技量にゆだねられています。そのため、自身の試験精度を担保するための精度管理が欠かせず、試験業務を担当するには熟練が必要となります。
未経験の業務ながらも、入社当初から先輩に試験方法を丁寧に教えていただき、スキルを身に着けることができました。試験の結果はお客様が製品を出荷、製造する上で非常に重要となるため、自身が測定した結果とその責任の重大さを日々痛感しています。
前職は石油化学系の土木資材メーカーで営業を担当していました。メーカーと言いながらも事前の調査から設計提案、施工までを一貫してこなせる会社であり、貴重な経験を得ることができました。
これからは老朽化してくるインフラを如何に長期的に使うかという時代になりつつあります。当社は、現在使われているインフラが健全であるかを確認する調査や分析なども多く手掛けており、今後ますます社会から必要とされる会社だと思います。そのため前職の経験も生かせて且つキャリアアップができると考えたのがひとつの理由です。もう一つは、前職では業務に追われることが多かったので、しっかりと仕事に向き合える環境で働きたいと思ったからです。
面接の時から、当社は高度な専門知識を持った技術者がたくさんいるという印象で、これはかなり覚悟をもって臨まないといけないぞと思ったと同時に、ここでなら自分の能力もアップできそうだという期待も感じました。
自分で試験を行った結果は直接的には目に見えませんが、社会を影で支えているということに、この仕事のやりがいと美学を感じています。また、お客様から試験に関する相談をいただいたり、その回答に対してお礼を言われると、お客様の力になれたような実感が得られて、モチベーションが上がります。
みなさん落ち着いてじっくり且つ丁寧に仕事に取り組んでいます。試験結果については公平性を守ることがとても大切ですし、その公平性こそが当社の価値そのものでもあります。そのため常に正直に仕事に取り組めるという安心感があります。
また最近は若い方の入社が多く、年の近い先輩もたくさんいますので、相談しやすいと思います。
現在「インフラ先端技術推進グループ」という社内プロジェクトチームにも所属し、インフラの長寿命化に関する事業にも携わっています。
まだまだ動き出したばかりの組織ですが、新しいことにチャレンジできる仕事ですし、私も当社の技術を世の中に広く知ってもらうための普及に力を入れていきたいと思っています。
当社は志を持って業務に取り組めば自身がやりたいと思うことを実現できる会社だと思います。
